なぜザビエルなのか




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■ザビエルって?
 これほど日本で名の通った外国人はいないんじゃないか?学校の勉強をサボってきたヤツでも知っている(笑)
フランシスコ・ザビエル。1549年に日本にキリスト教を伝えた人だ。でも、どこの国の人だか知らない方も多いのでは? 正解は現在の国でいくとスペイン。ただザビエルという読みはイタリア語に準拠してるらしい(カトリック宣教師だからね)。XAVIERの綴りはポルトガル語。っていうことで曖昧に覚えてる人が多いのだろう。彼の(私の?)生まれはバスク地方らしい。
 ともかく、私自身は純粋な日本人(笑)。キリスト教も関係なしの無宗教だ。


■偉大な上司
 ではなぜザビエルと呼ばれるようになったかというと、もう10数年前、ビクターに勤めていた頃、上司がつけてくれた愛称なのだ。仕事内容が新商品の普及販促中心だったので、「布教活動」とか呼んでいた。それで「君たちは宣教師だ」と上司に言われ、「カトウ君はザビエルだな」ということになった。なぜとくに私がザビエルかというと、容姿(とくに髪型)がそれに近かったからだ。つまり若ハゲで頭頂部が寂しくて、これがザビエルの肖像に似てるというわけだ。自虐ネタは嫌いではないので、むしろその呼び方が気に入ってしまった。
 カトウなどという名字はやたら存在する。会社の新人研修では部屋割がアイウエオ順で全員「カトウ」だった。部下にカトウがいたこともある。一度会った人には名前を覚えてもらえず、次に会った時に「渡辺さん」とか「高橋さん」と呼ばれたりする。まさに「馬のクソ」状態である。営業的にもザビエルは好都合だった。調子に乗って上司に「名刺にザビエルを入れたい」と申し出たら、「それは(営業として)いいことだ」となって、総務部にかけあって許可を取ってくれた。
 以来、ビクターのザビエルといえば、狭い範囲の一部業界ではあるが有名になった(笑)。それからは愛称としてペンネームとして、と使わせてもらっている。


■ザビエルあれこれ
 名刺をみせると「クリスチャンですか?」と聞かれることもあるが、アメリカに出張に行った時は、この「ミドルネーム」が読み方も由来も通じなかった。日本では超有名なザビエルさんもアメリカには行かなかったし、学校でも教えてるわけないもんな(笑)
 一方、ザビエルゆかりの地といえば、鹿児島や山口だ。お菓子なんかも有名。したがってこの方面に出張した時は大ウケである。飲み屋の女の子にもウケがいい。「ザビさん」「ザビちゃん」「ザビ♪」いろいろ呼び方が派生したのは受け入れられた証拠だろう。
 唯一気になってたのは、漫画家で「ザビエル山田」さんという人がいることだ。この人も同時期に世に出たので、どちらがマネしたというのではないが、世の中には同じセンスを持つ人がいるもんだと驚いた次第。
 ともあれ、お気に入りの愛称なので、これからもずっと使わせてもらうことにする。


χανι